道の果て。

2003年9月23日
病院までの一本道。
貴方に逢うために、毎日毎日歩き続けたあの道。

その道の先には大好きなお店があって。私はずっと昔から、その店に通い続けてた。

貴方があの病院に入って以来、私はその店には行かなくなった。
そんな暇があるならば、私は貴方の傍にいたかった。

あなたがこの世からいなくなって、もう半年。
私はいまだにその店にはいけない。

ううん、行こうとさえ思わなかった。
それどころか、私はその道すら通らなかった。

この前、初めてその道を通ったとき、私は気づいた。
まだ私の中では終わっていない。
半年の時間がたって、毎日涙も出なくなった。
でも、この道を通るだけ、たったそれだけのことなのに。

涙が止まらない。
これは私の心が弱いから?

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